クレジットカード決済は、手数料を販売代金に上乗せすることが禁じられています。従来のクレジットカード決済手数料は、安いものでも支払額の6%程度でした。事業者様側の負担が増すため、客単価によってはクレジットカード決済に対応しないほうが良いと判断されることも多かったのです。しかし現在、東京オリンピックに向けて飲食店のクレジットカード決済導入が進んでいます。海外からの観光客などに対応するため、国からもクレジットカード決済の導入が推奨されているのです。
今回は飲食店がクレジットカード決済を導入するメリットとポイントについてご紹介します。

1.諸外国からのゲストを迎えるうえでのニーズが高まっている

2020年に開催される東京オリンピックに向けて、あらゆるサービスの多国籍対応が官民連携で進められています。その中の1つが、他国通貨への対応です。
海外から来日する人々は、まず自国の通貨を日本円に両替することが必要です。日本円はあくまで1つのローカル通貨であるため、店舗での支払い時に、手元に日本円が足りない人やドルしか持っていない人など、現金払いで不便が生じる恐れがあります。
クレジットカード決済を導入し、大手国際ブランドに対応することで、現金払いに不安をもつ他国ゲストに向けた販売機会の損失を防ぐことができます。

2.客単価が高い層を取り込める

東京オリンピック時は、中東地域を中心に裕福で社会的地位の高い観光客などが多数来日することが予想されています。新興国の場合、富裕層はいわゆる一流ホテルに併設された高級レストランに集中し、街中の飲食店はその恩恵を享受できる機会は多くありません。
しかし、日本の平均的な飲食店が清潔で安全であること、ごく一般的な飲食店店員のホスピタリティが非常に優れていることは世界的によく知られています。また、観光の一環として街のレストランに、客単価の高い富裕層が来店することも十分に期待できます。
海外の富裕層は、一般的に現金を持ち歩きません。もともと高額の買い物が多いことから、いちいち他国の現金を手元で管理することを面倒に感じるためです。金額にこだわらず、クレジットカード1枚だけで全てを買う利便性を最優先する人々は、事業者様にとって非常に魅力的でしょう。

3.導入のハードルが低くなっている

従来型のクレジットカード決済は、読み取り端末の購入やカード手数料の高さ、そしてキャッシュフローの問題から、小規模店舗の事業者様にとって導入することはハードルが高いものでした。
現在、小売店や飲食店などの事業者様に向けて、スマホでクレジットカード決済を行うサービスが広がりを見せています。アカウント作成や決済口座などの情報登録をした後、店舗で使用するスマホ端末やタブレット端末に決済アプリをダウンロードし、端末に専用カードリーダーを取り付けるだけで導入できます。

4.国から助成金が出ている

前述の、小売店向けスマホ決済システムは、国が導入を推奨しています。

助成金が出るため、カード読み取り端末の購入費用や導入のためのコストが実質的に無料になることも多く、導入しやすくなっていることも今、飲食店がクレジットカード決済を導入すべき理由の1つです。

POINT

  • 東京オリンピックに向けて、国が多国籍通貨の支払い対応を推進している
  • クレジットカード決済導入による売り上げの向上が期待できる
  • 小売店や飲食店の事業者様に向けた安価なクレジットカード決済システムが広がっている

これらの動きは、少なくとも東京オリンピックまでは続くでしょう。現在はまさに導入する好機といえるのです。

前のページ | 次のページ