SEOにおける重複コンテンツ扱い防止のポイントと対策

Googleのパンダ・アップデートにも関わってくる「重複コンテンツ」について説明をさせていただきます。

Google社では「重複コンテンツとはドメイン内または複数ドメインにまたがって存在する他のコンテンツと完全に同じであるか非常によく似たコンテンツのまとまり」と定義しています。

多くの場合偽装を意図したものではありませんが、Googleは現在パンダ・アップデートが実施されており「低品質なサイトのランキングを下げる」という動きがあります。

この「低品質なサイト」という定義の中にコピーして作られたサイト、つまり重複コンテンツが該当しています。

例えば、よく商品ページの説明にメーカーからテキストで提供される商品説明をそのまま掲載しているサイトがあります。

同じくしてそのメーカーから仕入れて販売している他サイトも、メーカーからテキストで提供される商品説明をそのまま掲載している場合、これは「低品質なサイト」と定義したコピーサイトとGoogle社から判定されてしまう場合があります。

このようにコピーテキストによるページをサイトに保有していることで、その数が増えれば増えるほど低品質なサイトとみなされパンダ・アップデートに引っかかってくる可能性が高くなります。

回避策としては、各商品について「店主からみたこの商品のおすすめポイント」や「お客様からの生の感想の声」などを織り交ぜながら商品説明をすることです。商品の説明がオリジナル性の高い内容に変わりパンダ・アップデートの対象から外すことができます。

また、サイト内のページで「同一のmetadescriptionタグ」「同一のtitleタグ」が存在すると重複コンテンツ扱いされる確率が格段に上昇します。

これはGoogleウェブマスターツール(2015年よりGoogle Search Consoleに名称変更)で確認ができるので、ぜひ「metadescriptionタグ」と「titleタグ」は重複コンテンツ扱いされるのを防ぐために必ずページ固有で記述してください。

さらにサイトが「wwwあり」と「wwwなし」で表示されている場合、異なるURLで同じコンテンツなので複製コンテンツとしてマークされてしまう危険があります。

こちらはGoogleウェブマスターツールで「wwwあり」と「wwwなし」を指定できるので、サイト立ち上げの時には必ず指定しておくことをおすすめします。

詳細はSearch Console ヘルプ「重複するコンテンツ」新しいウィンドウで開くをご参照ください。

重複コンテンツを解決する「rel="canonical"」

サイト内で重複コンテンツを意識していくことによって、多くのサイトでは同じ商品を紹介するページなど内容が重複してしまっているページが複数存在することがあります。

例えばあるページでは商品一覧がアルファベット順で表記されているのに対し、別のページでは同じ商品を値段または評価の順番で記載している場合などです。

こういった場合には「URL正規化タグ」を使うことによって、ウェブマスターやサイトオーナーが検索エンジンのインデックス内での重複コンテンツ問題を解消することができます。

具体的には、下記のタグを複製コンテンツページのheadセクションの下に記述します。

<linkrel="canonical"href="http://www.example.com/preferred.html"/>

このページは「http://www.example.com/preferred.html」には優先させると意味します。

rel="canonical"は相対と絶対のどちらのリンクでも使用できますが混乱や問題を避けるため絶対リンクを使用することをおすすめします。

詳細はSearch Console ヘルプ「正規 URL を使用する」新しいウィンドウで開くをご参照ください。

カテゴリ: サイト改善

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