クレジットカード決済の導入方法について

ネットショッピングに欠かせないクレジットカード決済。総務省の調査によると、ネットでの購入時の決済方法はクレジットカードが69%を占めており(平成27年通信利用動向調査より)、事業者様の多くは、クレジットカード決済の導入を希望されています。
主な導入方法は2つ。クレジットカード発行会社との直接契約と、クレジットカード決済代行会社との契約です。一見、似たような方法に感じるかもしれませんが、契約までの審査基準や手続き、運営コストなど、導入条件の難易度は全く異なります。
ここでは、2つの導入方法の内容をご紹介します。

クレジットカード発行会社との直接契約

クレジットカード発行会社との直接契約

クレジットカードの発行元であるクレジットカード会社と直接契約する場合、実店舗・ネット店舗を問わず、その審査基準は高いのが現状です。個人事業主様はもちろん、法人であっても企業の規模や業種、経営状態、売上実績などを踏まえた高基準の審査が行われます。また、導入が難しい業種もあり、一般的にエステティック系や学習塾など教育・教室関連店舗は審査が通過しづらい傾向にあります。これらの業種は高額で継続的なサービスを提供することが多く、利用者の大半がクレジットカード決済を望みますが、クレジットカード決済導入のハードルが高いのです。

また、直接契約は高度なセキュリティ対策を施した独自の決済システムを開発しなければならず、決済手数料も割高なため、高額な開発・運営費用が必要になります。しかも、クレジットカード各社との個別契約となるため、クレジットカード会社ごとに仕様を合わせたシステム開発・運営を課せられ、手続きも煩雑になります。

入金業務に関しても同様です。自らクレジットカード決済環境を構築した場合、クレジットカード会社ごとに締め支払日が異なるため、入金のタイミングもまちまちです。入金が一括でないため、事務処理もクレジットカード会社ごとに対応する必要があります。
以上のように、クレジットカード会社と直接契約するにはいくつかの課題をクリアしなければならず、審査通過は難易度が高いとされています。

クレジットカード決済代行会社との契約

クレジットカード決済代行会社との契約

クレジットカード決済代行会社は文字通り、クレジットカードの決済に関する業務を代行する会社です。クレジットカード発行元会社との直接契約と異なり、クレジットカード会社ごとの審査や複雑な処理、開発・運営コストは必要ありません。決済代行会社との契約のみで、クレジットカード決済を導入できます。決済代行会社は複数のクレジットカード会社を取扱い、窓口を1本化して、各事業者様のニーズに合った方法で支払い・入金業務を請負います。現状、個人事業主様の多くは決済代行会社と契約してクレジットカード決済を導入しています。決済代行会社を利用するメリットについては、本サイトの「クレジットカード決済を安く簡単に導入する方法」をご確認ください。
なお、決済代行会社によっては、複数の契約方法から選べるところもあります。株式会社ゼウスでは、各クレジットカード会社との契約に必要な手続きをすべて代行する包括型や、決済処理のみを行う業務代行型 など、事業者様の現状に即した方法をご用意しています。ぜひ、本サイト「クレジットカード決済のご契約の種類」も併せてご覧ください。

POINT

クレジットカード決済の導入方法のPOINT

ここでは、クレジットカード決済の導入方法について2つご紹介しました。ネットショッピングに欠かせない便利なクレジットカード決済ですが、その導入は方法次第では難関であることがお分かりいただけたかと思います。しかし、クレジットカード決済代行会社を利用することで、その壁も簡単に乗り越えられます。クレジットカード決済の導入を検討されている事業者様は、決済代行会社の利用をぜひご検討ください。

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