ネットショップは実店舗と比較して手軽に出店できるため、興味をお持ちの方も多いでしょう。最近ではインターネット上の仮想商店街「ECモール」に出店される方も増えていますが、モール型ECサイトを出店するメリットや注意点は何でしょうか。
今回はネットショップ出店前に知りたいモール型ECサイトの特徴についてご紹介します。

拡大するECサイトの市場規模

日本におけるECサイトの市場規模は急速に拡大しています。
経済産業省の「平成26年度電子商取引に関する市場調査」によると、2014年のBtoC-EC市場規模は前年比14.6%増の12兆7,970億円でした。

BtoB市場のEC化率(商取引全体の中で電子商取引が占める割合)が26.5%である一方、BtoC市場のEC化率は4.37%に過ぎません。したがって、BtoC市場においてさらなるEC化の進行が予想されます。
野村総合研究所の市場予測(2015年11月発表)では、2021年度の国内BtoC-EC市場規模は25.6兆円に達するとしています。

ECサイトの特徴

大きな成長を見込めるECサイト市場ですが、EC事業を成功させるためにはECサイトの特徴を把握することが大切です。
自社サイトを立ち上げるか、ECモールに出店するか迷われている方もいると思います。自社サイト型ECサイト、モール型ECサイトともにメリットとデメリットがあるため、それぞれの特徴を理解してから出店形態を決めましょう。

自社サイト型ECサイト

「自社サイト型」は、独自ドメインを取得したりサーバーを用意したりして、独自にECサイトを構築するタイプです。1から自分で構築する場合もあれば、ECサイト構築ツールやショッピングカートを利用して構築する場合もあります。自社に合わせてカスタマイズできる点が魅力です。
ECサイトの更新やマーケティングをしっかり行うことにより、より多くのユーザーの目に留まるようになります。

ただし、ECサイトを始めたばかりの頃は、ECサイトの構築や運用に苦労することもあるでしょう。ECサイト構築はコストがかかるだけでなく、運用を任せられる人材を確保することも必要です。

また、ECサイトは立ち上げただけでは集客できません。知名度が低いWEBサイトは、検索エンジンの検索結果に上位表示されないためです。そのため、ECサイトを運用する場合はターゲットを絞って積極的にプロモーションを行い、集客につなげることが欠かせません。
SEO(検索エンジン最適化)対策を行ったり、サイトに質の高いコンテンツを配置したりして、積極的にWEBマーケティングに取り組むことが重要です。

モール型ECサイト

「モール型ECサイト」とは、多数の企業や商店のECサイトが集まったインターネット上の仮想的な商店街のことで、代表的なものではAmazonや楽天市場などがあります。既存のプラットフォームを利用できるため、自社サイト型のように独自ドメインを取得し、ECサイトを作り上げる必要はありません。また、ECモール出店時には、独自のデザインを設定することも可能です。
モール型ECサイトの最大のメリットは、高い集客力です。ECモールの存在は広く知られているため、商品を購入しようと大勢のお客様が訪れます。販売中の商品や自社店舗がランキングに入れば大きな宣伝となり、ユーザー流入数の大幅な増加が期待できます。

ただし、モール型ECサイトを出店する場合は料金が発生します。ある大手ECモールでは登録費用の他、出店プランに応じた初期費用(出店料)と出店プラン・売上に応じた毎月のシステム利用料がかかります。
標準プランでは登録可能商品数や画像容量が制限される一方、最上級プランではそのような制限がありません。しかし、上級のプランになればなるほど料金は高額です。月の売上目標から逆算して、適切なプランを選択しましょう。

おわりに

新規参入が容易なモール型ECサイトですが、売上に応じた費用が発生するため、売上が増えた場合はお店の負担額も増えます。また、お店の独自性を打ち出しにくいという課題点もあります。
そのため、ECモールが軌道に乗った段階で自社サイトを立ち上げ、短所を補うことも1つの方法です。
ネットショップの出店を検討する場合は、各自の特徴を踏まえた上で計画的にECサイトを立ち上げ、売上を上げるための施策を日々試しながら運営しましょう。

カテゴリ: 集客方法

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